シンプルコーディネートのコツ
シンプルなインテリア空間を作るためのポイント
シンプルな部屋を作る時に意識したいのは、簡素な部屋ではなく、おしゃれなシンプルさです。
物を全く置かなければシンプルになるということではありませんので注意しましょう。
シンプルな部屋を作るためのポイントをまとめました。
照明にこだわる
シンプルなインテリアは質素な雰囲気になりがちですが、シンプルな中にもワンポイントを置くことが大切です。最初にトライしてほしいコーディネートは、照明。備え付けの電気をそのまま使っている人は多いと思いますが、照明器具のデザインや光はとても重要です。
一般的なマンションでは、白っぽい光の蛍光灯色が使われています。この光を電球色に変えるだけで、部屋の雰囲気はガラッと変わりますし、シンプルな部屋に温かみを出だせます。デザインはシャンデリアのような装飾は避けますが、丸いシーリングライトよりは、シーリングスポットライトを選ぶようにしましょう。スポットが連結している照明は、ポイントごとに光をあてられるのでおすすめです。
アートを飾る
物が少なくシンプルな部屋の壁にはアートを飾りましょう。
アートを飾るだけでスマートさが出てきて、シンプルな中にもおしゃれな空間を作れます。部屋の色味に合わせたモノトーンのデザインを探す必要はなく、ストーリーの見える華やかな物を選ぶと、シンプルな部屋に統一感を出すことも。サイズは部屋の規模にもよりますが、家具の高さや壁の余白に合わせて調整してください。小さなハガキサイズのアートを、3つ並べて飾るのもおしゃれです。大きなアートは少し気が引けるという方は小さいデザインの物をチョイスすると良いでしょう。
ファブリックのサイズ
シンプルなコーディネートで大切なのは、ファブリックがピッタリサイズであることです。
カーテンやベッドカバー、ソファーのカバーなどがジャストサイズになっていないと、ゴチャゴチャして見えたり、チープに見えてしまったりします。シンプルコーディネートを目指すには無駄な部分を省く必要がありますので、新調する際はサイズを1cm単位できっちり確認してから購入しましょう。
また、ラグマットにも気を付けたいポイントがあります。部屋のサイズとラグマットのサイズがチグハグになっているとスマートさに欠け、全体的なバランスが崩れることも。よく目に入る場所なので、ほつれや汚れにも注意しましょう。
見えない収納
収納ボックスやカラーボックスなど、どこにいても目に入ってしまうデザインはNGです。インテリアの一部としてオシャレな目隠しを付けるか、家具を購入する時に見えない収納になっている物を購入しましょう。テレビのリモコンや、スマホの充電器、ティッシュなども見えない収納の中にしまっておくのがポイントです。日常生活で使う物も整理して隠せる状態にできると、スッキリした空間を作れます。
何も置かない空間を作る
全体的に何もない部屋はオシャレさに欠けてしまいますが、一部だけ何も置かない場所を作りましょう。大物家具でも高さのある物は避けて配置すると、部屋の上部に空間を作れてスッキリします。また、大きいテレビや家具は壁際に置くと空間を作りやすくなります。大きい物の回りには、基本的に物をくっつけておかないことがポイントです。テレビの前にローテーブルを置いたり、ラックやオープンシェルフを並べたりすると窮屈な印象になります。一つひとつを少しずつ離して配置して、空間を作るようにしましょう。
観葉植物を置く
シンプルな部屋には観葉植物が合います。背の高い植物から、手のひらサイズの植物まで、簡素になりがちなポイントに配置しましょう。観葉植物を置く時のポイントとして、鉢植えのカラーやデザインに気を付けることです。部屋全体の雰囲気に合わせて、丸みがかった器や四角い鉢植えなど調整しましょう。観葉植物の中でもおすすめなのは、グリーンネックレスという垂れさがってくるタイプの植物です。葉が小さくコロコロしているので、ぶら下げて飾ると部屋をぱっと明るくしてくれます。また、モンステラも人気のある植物です。葉が広く南国の雰囲気があります。
観葉植物の中でも生命力が強い方なので、管理の手間が少ないのが特徴です。
収納グッズの種類を合わせる
ラックにボックスを入れて目隠しする場合は、ボックスの種類は揃えておきましょう。パッと見の色は一緒でも、素材が違うだけで統一感がなくなってしまいます。
スマートなシンプルさを求めるなら、同じブランドの商品を使うようにしましょう。シンプルな商品でおすすめなのはニトリの収納グッズ。シンプルなデザインを多く取り扱っているため、使いやすいのがポイント。様々なサイズがあるので、ラックに合わせてバランスが取りやすくなっています。均一に並んだボックスはシンプル且つスマートに見えるので、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
物を組み合わせるポイント
家具を購入する時に気を付けたいのは、部屋全体の印象です。家具単体で見るとシンプルでオシャレでも、部屋全体のバランスとずれてしまうと、一気に雰囲気が崩れてしまいます。素材やカラーはもちろん、高さや丸みなども意識しましょう。木目調でそろえている時は、シリーズを合わせて購入しましょう。また、ソファーの脚とベッドの脚、ダイニングテーブルの脚などを見た時に、丸みがかった脚と四角い脚でバラバラになっていないでしょうか。小さなところでも統一感を出すことで、シンプルなコーディネートが完成します。
要らなくなった物の処分方法
ゴミとして捨てる
処分したい物に合わせて、燃えるゴミや燃えないゴミ、金属やガラスなどに分ける必要があります。大きい物は粗大ごみとして、各自治体の大型ごみ専用シールを購入し、貼り付けてから捨てましょう。
ゴミ袋の購入や、ゴミシールの購入が無駄だという方におすすめなのが、地域のごみ処理場へ直接持っていくという方法。ゴミ処理場では、重さで料金が決まります。車に積んだゴミを直接捨てられるので、ゴミ袋やシールより安くなることも。各自治体のゴミ処理場に確認してみましょう。
買取業者に売る
家具や家電は、リサイクルショップで売却する方法がおすすめです。ブランド家具やブランドアイテムなどの場合は、リサイクルショップよりブランド専門業者を選ぶと、高価買取してもらえます。ブランドバッグや時計などで不要な物が出てきたらまとめて査定に出すといいでしょう。
買取業者によっては、特定のブランドしか買い取ってもらえないことがありますが、エコリングは幅広いブランドを買い取ってくれるのでおすすめです。量が多い時や大きい物の場合は、出張買取をしてくれるので、持ち運ぶ手間も省けますよ。
掲示板やSNSを使って譲る
友達や家族にあげるのもいいですが、不用品を知人に譲ることに抵抗がある人は、掲示板やSNSを活用するといいでしょう。
有名な掲示板は、ジモティーやアゲマス、エコマなど。Facebookのコミュニティ内で譲るという方法もありますよ。取りに来てもらえば、梱包の手間が省けるので活用するのがおすすめです。
シンプルインテリアはワンポイントが大切
シンプルにこだわりすぎると物を全く置かない、モノトーンの部屋を作ってしまいがちです。シンプル且つスマートな部屋にするには、ちょっとしたワンポイントに意識しましょう。やり過ぎるとシンプルさを失ってしまうので、一つずつ試してみるのがおすすめです。