オレンジ色が心理面に与える影響

オレンジ色は自然界では夕日の色や焚き火による炎の色、熟した果実や野菜の色です。
色相的には赤色と黄色の中間色であり、イメージとしては「元気」「陽気」「親しみやすさ」「奔放」「わがまま」といったキーワードが挙げられます。

オレンジ色は黄色と並んで子供からの人気が高いので、子供部屋や子供が集まる場所では多く使用されています。
明るい色を室内のインテリアに使用する最大のメリットは、日当たりの悪い室内であってもぱっと雰囲気を明るくすることができるということです。

朝日や夕日の色であるオレンジ色は北側の寝室に使用することで温かみを感じさせることができますので、もし自宅の寝室の場所が悪く落ち着いて眠れないという人がいるならぜひオレンジ色をインテリアとして積極的に使用してみてください。

オレンジ色は人の心を開放的にしてくれる効果があることから、人が集まって会話をする場所で使用をすることもおすすめです。
初対面の人と親しくなりたいというときにはオレンジ色のアイテムを持っていくとよいといったテクニックもあるくらいなので、一緒に住む人同士の親密度を高めるための色として使用できます。

オレンジ色をインテリアに使用する時のコツ

オレンジ色をインテリアに使用するなら賑やかさや開放感を出したい場所に使うのがおすすめです。
一般的にはリビングやダイニングのチェアやソファといったところにオレンジ色を使用するコーディネート例が多いようです。

オレンジ色は黄色ほど目に突き刺さる感じがない中間色なので、ファブリック類として広い面積に使用をしてもよく空間になじみます。
オレンジ色のソファは一緒に座る人の心理的な距離を縮めてくれるので、くつろぎや語らいの場所ではぜひ使ってみてもらいたいです。

またオレンジ色は明度を落として黒っぽくすることでブラウンになるので、床材にダークブラウンを使用している家庭なら明るめのオレンジをインテリアに使用すると対比が美しく演出できます。

定番の色の使用方法としては、白・ブラウン・オレンジの3つです。
白色はどんな色とも合わせやすいですが、茶色の床材と白い壁と天井という洋風住宅でよくある色の組み合わせにどういった色を含めるかはなかなか悩ましいものです。

そこでオレンジ色を使用することで2つの色の間にちょうど挟まった色を入れられるので部屋全体の調和がよくなりまとまりある空間になります。

オレンジ色は他にも色相の近い黄色や、補色関係にある青色とも相性よく使用できます。
子供部屋やキッズルームのような賑やかさを出したい空間なら、黄色・青色・オレンジの3つを全て鮮やかに使用するという方法もあります。