赤いインテリアがおすすめの部屋

赤い色が心理的に与える印象は「活力」「興奮」「覚醒」などアクティブなイメージです。
これは赤色が人の血液の色であることに由来しており、特に血の色に近い濃いめの赤色を見た時には体温の上昇や気分の高揚が起こります。

そうした性質を踏まえて考えると室内に赤色をインテリアとして取り入れる場合、気分を明るく前向きにできるところにするのが望ましいと言えます。

具体的には多くの人が集まるリビングや、美味しく食事する場所であるダイニング、クリエイティブな思考が求められる書斎や勉強部屋が挙げられます。

反対にあまり広く赤色を使用しない方がよいと言えるのが、リラックスをする場所である寝室や、余計な色に目を取られない方がよいオーディオルームなどです。

ただしこれは一般論であり、その住宅に住む人の好みでどこにどんなふうに赤色を使用するかは自由です。
赤色をインテリアに導入するときのコツは、差し色としてワンポイントにするか、広い面積で大胆に使用すしメインにするかをしっかり決めるということです。

赤色は他の色と比べて自己主張が強いので、中途半端に使ってしまうと他の色とぶつかってしまい部屋全体のイメージをまとまりのないものにしてしまいます。

ですのでインテリアに使用するなら思い切ってメインとして使用して他の色を極力目立たせないようにするか、他の色をメインにした部屋のワンポイントとして使用するかのいずれかが定番です。

赤色と一緒に使用したい色

赤色にもいろいろな種類がありますが、インテリアとしてより効果的に使用したいならツヤ感のある彩度の高い赤がおすすめです。
輝きのある赤色は非常に存在感があり、それが室内にあるだけで雰囲気がガラリと変わります。

ですので赤色を効果的に活かすなら、他に自己主張の強い色をあまり使用せずあくまでも赤色を引き立てるようにするのがよいでしょう。

赤色インテリアと相性のよい色としては、黒やグレー、艶のない白色とったものが一番です。
モノトーンでまとめた部屋の中に一つ赤色のインテリアがあるとモダン風の大人な雰囲気の部屋となります。

使用するインテリアとしては、キッチンチェアやソファ、ラグやテーブルといったものが代表的です。
もし思い切った赤色インテリアを購入することに迷っているなら、手軽に導入できるファブリックや赤い額を使用してみるという方法もあります。

ツヤ感をおさえた深みのある赤色も使い所の多いおしゃれなインテリアです。
オレンジ色やブラウンに近い中間色の赤色はツヤ感を強調したタイプの製品よりも存在感が落ちますが、代わりに床材としてよく使用されるブラウンや木材の家財道具とのなじみがよくなります。