ピンク色が心理面に与える影響

ピンク色は女性らしいイメージの強い、優しさを感じる色です。
自然界では桜を代表とした数多くの花の花弁の色であり、色白な人の肌の色やみずみずしい桃の色でもあります。

ピンク色が女性らしいイメージとして使用されるのは、花や人肌といった母性を感じるものの色であることが関係しています。
強く革新的なイメージがある赤色を明るく白っぽくしていくことでできる色であるので、赤色の持つ「前向き」「積極的」といったイメージを維持しつつも、攻撃性をおさえた受け身の姿勢も感じられます。

ピンクとされている色にもいくつかの種類があり、いわゆる女性らしい色であるパステルトーンのピンクの他、ビビッドピンクやパッションピンクのような鮮やかな色調が使用されています。

ピンクが好きで部屋づくりや身の回りのものによく使用しているという女性も多いことと思いますが、ピンク色はインテリアやファッションで大変人気の高い色なので、同系色で集めたピンク一色というコーディネートも可能です。

もちろん男性であってもピンク色の持つ優しやや安らぎをコーディネートに活かすことは十分に可能ですので、「女性の色だから」と決めつけずたくさん使用をしてみてもらいたいです。

ピンク色をインテリアに使用する場合のコツ

ピンクをインテリアコーディネートに使用するなら、思い切った広範囲での使用もしくは一点物として目立つところに配置するかのどちらかがおすすめです。

ピンクという色のよいところは広範囲に使用しても目に突き刺さるような感じがなく、独特の雰囲気にすることができるという点です。

女の子の部屋ではよく使用されるコーディネート方法として、ピンクのカーテンやピンクのマットに加え、レースやリボンを部屋の壁に横断させるなどして全体的にふんわりした印象を持たせるものがあります。

壁紙を選ぶときも単調な白色ではなく思い切ってピンク色にしてみるとさらに印象を高めることができるので、自宅を改築するときなどに試してもらいたいです。

そこまでピンクピンクしなくてもいいなという大人向けコーディネートでは、白を基調にしつつ濃い目のピンクをラインとして使用する方法があります。

ピンクの額縁やピンクのソファ、ピンクのゴミ箱といったように部屋の目立つ部分に明るいピンクを一つ置いておくとそこに視線が集まります。

ピンク色は膨張色なので、白い背景の中に置くと実際の大きさ以上の存在感になるというのも特長です。
なじみのよい色としては白色以外にパステルカラーのもの全体です。

ピンクと一緒に水色、ライトイエロー、ミントグリーンなどを並べても華やかなお花畑のような雰囲気になります。
強い色同士ではできない多彩な色使いも柔らかいピンク色なら可能です。